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2013年5月 3日 (金)

欧米人の名前と聖書

   キリスト教の聖典、バイブルが欧米人に与えた影響は実にはかりしれないものがある。心の糧であり、信仰と生活の規範である。聖書の理解なくしては、彼らの思想、行動、生活をうかがい知ることはできないといっていいだろう。たとえば、子どもに名前をつけるときも、聖人や使徒にあやかってその名を用いる。ジョン(John)はヨハネ(Johannes)であり、メアリー(Mary)はマリア(Maria)である。その他、男ではアブラハム、ベンジャミン、デーヴィッド(ダビデ)、アイザック(イサク)、ジェームズ、ジョナサン、マーク、マシュー、ナサニエル、ピーター(ペテロ)、フィリップ、トーマスなど。女ではアンナ、エリザベス、グレース、オリーブ、スーザン、サラ、レベッカ(リベカ)などよくある名前は聖書に由来するものである。

  ヴェロニカも聖人の名前である。エルサレムの敬虔な女性で、彼女がどういう境遇や生い立ちなのか詳しいことは分からない。重い十字架を背負ってゴルゴタの丘へと歩くキリストを憐れみ、泥と唾と血のしたたるキリストの顔を自分の額を覆っていた布で拭ってやった。イエスの眼には感謝の色が漂った。この話から、後世絵画や彫像で「ヴェロニカの布」として題材とされた。(Veronica)

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