モンローのような女
いまネットで「砂糖菓子」と検索すると、桜庭一樹の「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(2004)がヒットする。曽野綾子の「砂糖菓子が壊れるとき」(1966)は全文字入力しなければならない。新潮文庫も絶版になっている。筑摩書房の「曽野綾子・瀬戸内晴美集」(1976)には収録されている。大映で今井正で映画化されている。物語は孤児院で育った美しい肉体をもつ千坂京子がヌードモデルから女優へと成功し、大学教授、野球選手、作家などと男性遍歴をかさね、睡眠薬を飲みすぎて死ぬというストーリー。つまり若尾文子がマリリン・モンローで、ジョー・ディマジオが藤巻潤、田村高広がアーサー・ミラー。モンローの生涯を今の日本に舞台を設定した珍品といえる。実際のモンローは全裸のまま電話の受話器を握ったまま死んでいた。最後の恋人といわれてジョン・F・ケネディ大統領と電話していたやら、睡眠薬の飲み過ぎやら、その死因についてはいまだに謎に包まれている。
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