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2013年5月28日 (火)

太陽娘・炎加世子

Osic530

    NHK「山田洋次が選んだ日本の名作100 喜劇編」に篠田正浩「夕陽に赤い俺の顔」(1961)がある。松竹ヌーヴェル・ヴァーグということだが、日活のアクション映画をパロディにしているのではないだろうか。解説者の山本晋也は岩下志麻にふれているが、なぜか炎加世子には一言も触れていない。スクリーンでは岩下志麻より炎加世子のほうが輝いていた。ロカビリーやウェスタン、競馬、団地、オロナイン軟膏という1960年はまさしく炎加世子の時代でもあった。10年に満たない短い芸能生活はすっかり人々の記憶から忘れ去られようとしている。一瞬に強烈な個性を放った太陽娘は赤い夕陽とともに北の大地に羊を連れて消えてしまった。

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