意図的な「天皇陛下万歳三唱」
4月29日に行われた「主権回復の日」の祝賀行事は天皇皇后両陛下も臨席され、厳かに式典が行われた。約40分の式典が終了し、天皇皇后両陛下が退場する際、会場から突然「天皇陛下万歳」の声が上がり、出席者390人のほとんどの者が、これに唱和した。菅官房長官は「天皇陛下万歳三唱は自然発生したもので、政府としては論評するべきではない」とコメントしている。テレビニュースでは万歳三唱の声が流れているが、政府の広報ビデオには「天皇陛下」の部分が聞こえず、消去したと思われる。式典は愛国心を高揚する目的で政府が天皇陛下を利用したものと見るべきで、想定外とみせているが、意図的な演出とみるべきだろう。
「天皇陛下万歳」とは、天皇に対する絶対的服従の表明の儀式である。戦争中の皇軍が玉砕の際に唱えて死んだ言葉でもある。「♪思えば昨日の戦いに朱に染まってにっこりと笑って死んだ戦友が天皇陛下万歳と残した声が忘らりょか」(戦友)
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