筆の持ち方
筆の持ち方には、単鉤法と双鉤法がある。単鉤法とは、普段私たちが鉛筆を持つときと同じ持ち方で、親指と人差指でつまむように持ち、中指を添える。指先に力が入るので、細かい線を書くのに最適である。
双鉤法とは、親指・人差指・中指で筆管を持ち、薬指を添える持ち方である。筆を動かしやすく、強い線を出しやすい。
毛筆で字を書く場合は、とくに姿勢がしっかりしていないと、よい字が書けない。右手は脇につけず、左手は紙の左はしの下を押さえる。書写の腕のかまえ方には、懸腕・提腕・枕腕がある。
懸腕 腕をあげ、肘をわきの下につけないで書く方法である。大字を書くときの腕のかまえ方で、大きく自由に動かすことができる。
提腕 腕を、机の上にかるくつけているが、おさえることはなく、すらすらとすべらすようにして書く方法である。中字や細字は、この方法によるとたいへん書きやすい。
枕腕 左手をまくらにし、その上に右手をかるくのせて書く方法である。小字を書くときのかまえ方である。
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