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2013年4月 9日 (火)

死語辞典「カード階級」

    「クレジットカードのゴールドカードを持つ富裕層」のことではない。昭和戦前期は「救済を必要とする貧困階層」のこと。社会政策学上からは被救恤的窮民層のことである。資本制社会の成立は、貧困者を大量につくりだしてくる。イギリスなどでは、救貧法および私的社会事業によってこれら貧困者に対して対策を行うのであるが、ドイツや日本などの資本主義の後進国においては、それらによっては増大する貧困者に対して対応することができず、地方自治体による救貧法を補充する施策を必要とし、ドイツではエルバーフェルト制度(1852年)などがつくられた。日本では米騒動以降、各府県ごとに方面委員制度がつくられるようになった。この方面委員の調査カードに貧困者を登録して救貧対策を行ったところから、救済を必要とするような貧困者を「カード階級」と呼ぶようになった。戦後は生活保護法によって被保護世帯と称している。(the Elberfeld Poor Law System)

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