史上最大のバーゲン
ニューヨークはアメリカの商業・金融・文化の中心であるばかりでなく、世界最大の国際貿易都市。そんなニューヨークのハドソン河口にある細長い島がマンハッタン。もとは樹木に覆われ、ネイティブ・アメリカンのアルゴンキン族の居住地だった。ところが、そんなマンハッタン島に大変化がうまれた。
1626年、オランダの植民地指揮官であったピーター・ミニュイット(1589-1638)は不動産投資を目的としてネイティブ・アメリカンよりマンハッタン島とステタン島を買い取った。ガラスのビーズと島とを交換したが、現在の値段にすると、なんと24ドル相当という。のちにこの取り引きは「史上最大のバーゲン」と呼ばれるようになった。(Peter Minuit,New York,Manhattan)
« 忘れられた大スター、岡譲二 | トップページ | 地名語源の話 »
「地理」カテゴリの記事
- アンティポディーズ諸島(2022.08.13)
- 猛暑と地球温暖化(2022.06.28)
- 帝国書院の「世界の諸地域NOW2022」(2022.04.10)
- 三角州の分類(2022.04.09)
- 中国張家口(2022.02.16)
コメント