会津藩の旗印の謎
大河ドラマ「八重の桜」を見ていると、京都守護職を拝命した会津藩の旗印がしばしば登場する。1643年、保科正之が会津初代藩主となり、家紋は会津葵、旗印は「会」の旧字体「會」の漢字一字とした。ところでこの「會」の漢字をよくみると、「日」の上の部分が真ん中の縦棒が突き出た「由」の字に横棒「一」がついたようになっている。現代のわれわれからみると、漢字をデザイン処理したロゴと思われるであろうが、本当は漢字そのまんまなのである。つまり次のような漢字が本来の字形。
江戸時代の人は「會」の字はほとんどこのように書いていたとおもわれる。つまり毛筆による筆記体と活字「會」の違いであろう。いまでもこの字を会社の看板でみたり、書道展などでみかけたりする。最近は旗印が1000円程度で販売され、よく売れているという。
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