何でもランキングの時代
音楽シングル1位は福山雅治「誕生日には真っ白な百合を」。映画興業1位は邦画「ドラゴンボール2 神と神」、洋画はジャッキー・ロビンソンの伝記映画「42」。ベストセラー本は村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。ドラマ視聴率1位「ガリレオ」「あまちゃん」。悲しい哉、現代人は流行を追う習性がある。近年、やたらと「空気を読む」という言葉を耳にする。KY(空気読めない)は2007年の流行語。小学生から大人まで学校や職場で場の空気を読むことを求められるのはいかがなものなのか。たしかに集団や社会の一員として、場の空気を読むことは必要な能力の1つかもしれない。しかし「空気を読む」だけではダメで、迎合した意見ばかりでは、経営や組織は誤った方向に突き進んでいく。ときには遠慮せずに自己の意見を堂々と言える人間になるように心がけることが大切である。本当に必要なのは「空気を読む」ことより「忌憚のない意見」を出し合うことである。ランキングや流行・トレンドに惑わされず、自分にあったものを見つける能力を高めることも大切である。
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