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2013年4月10日 (水)

忘れられた大スター、岡譲二

Photo_7     先日、江利チエミの「猛獣使いの少女」(1952)を観ていたら、岡譲二(1902-1970)がチエミの父親役で出演していた。日本人離れした風貌で、サイレント時代、江川宇礼雄、竹内良一、岡田時彦らと並ぶ二枚目。岡だけは色白の二枚目ではなく、精悍で男性的なキャラクターでギャングから時代劇まで何でも似合った。3度も軍隊へ応召し、「猛獣使いの少女」のころは往年の美貌はなく、太った体で中風で指が使えないバイオリン弾きを演じている。戦前の代表作をあげる。「また逢ふ日まで」「歓喜の一夜」「上陸第一歩」「非常線の女」「多情仏心」「婦系図」「日像月像」「緑の地平線」など。戦後は大映、新東宝、東映と脇役で渡り歩き、「五泊六日」(1966)を最後に引退している。引退後は画廊の支配人をつとめていたが、1970年12月17日、東京の病院で心臓病で死去。ひっそりと亡くなったため死亡記事もなかった。

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「非常線の女」(1933)

Img_1191049_61616264_0    戦後、現代劇で東映の片岡千恵蔵や波島進がソフト帽をかぶるのも岡譲二のスタイルを踏襲したものであろう。

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