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2013年4月29日 (月)

カロザース謎の自殺

W_h_carothers390291402   本日はナイロンの発明者ウォーレス・ヒューム・カロザース(1896-1937)の忌日。1940年5月15日、デュポン社がナイロンストッキングを全米で発売した。「戦後、強くなったのは靴下と女性」という言葉が日本で流行したのは昭和29年のことである。靴下が丈夫になったのはナイロン製ストッキングが製造されたからだ。それ以前の絹のストッキングは、しなやかな肌ざわりと美しい光沢をもつ半面、繊維としては弱いものだった。1935年アメリカの科学者カロザースはナイロンの発明に成功した。1938年、デュポン社は「クモの糸よりも細く鋼鉄よりも強い繊維」というキャッチフレーズでナイロンを発売した。「ナイロン」(nylon)という名前は「伝線しない(No run)という言葉をもじって付けられたという説がある。発明者のカロザースは会社から「生涯、どこへ旅行しても、どんな高級レストランやバーで飲食しようが、費用は一切会社が支払う」という高待遇をうけた。にもかかわらずカロザースは41歳で青酸カリを飲んで自殺してしまった。人間とはわからないものである。

( keyword;Wallace Hume Carothers )

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コメント

カローザスは合成ゴムでもノーベル賞をとってた。

ナイロンの名前の由来は東京化学同人の「ナイロンの発見」でのウォーレス・ヒューム・カローザス本人のメモからの話では、異なる内容です。

当時ナイル川の源流地が発見されて、ナイル川の長いイメージのナイルの最初の文字nylと、デュポン社のonでナイロンに命名したいと会社には告げてた。実際は無nullとデュポン社のonを暗に例えた、とか読んだことあります。
 
化学合成の縮合で高分子化合物をつくり繊維を作るプロジェクトで、このヘキサメチレンジアミンとアジピン酸を組み合わせを発見した。それらしあ官能基を持つ化合物を総当たり的に組み合わせる手法のスケジュール管理者になった化学者の悩み、実験は自分でしてない。でウツ気味になってたのかも。

このナイロンは正確には66ナイロン(炭素6と炭素6の化合物の縮合)で、第二次大戦でパラシュートに絹を使ってたのが、丈夫で熱につよい66ナイロンが出来て軍用にまず使われました。日本やたいていの商用衣服は、カローザスの発見ではない、6ナイロンという単体化合物が縮合したナイロン。やや熱に弱いナイロンです。

既存する事物の名に因んで二次的に命名された言葉をエポニムと言いますが、ナイル川+デュポン→ナイロンは面白い。また6.6ナイロンとナイロンストッキングは別物であることも分かりました。6.6ナイロンはあの切れたナイロンザイルですね。本日はカロザースの命日。

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