十八番
「おはこ(御箱)」とは江戸時代、高価な書画や茶器などを箱に入れて大切に保存し、真作であることを示す箱書きを添えた。ここから、本物の芸であると認定されたという意味で、おはこという。十八番と書いて「おはこ」と読ませた初出は、柳亭種彦の「正本製」(1815-1831)から。また1832年七代目市川団十郎(1791-1859)が得意にした荒事の演目18種を選んで歌舞伎十八番といったことから、得意とする芸という意味で広まった。
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