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2013年4月26日 (金)

一文字名あれこれ

   日本人の名は古来より漢字2文字、3文字が通例である。鎌足、不比等、武智麿、道真、正盛、清盛、頼義など。小野篂、源融、源順など公家の風流を好む雅号もあるが、これらは実名ではあるまい。漢字2文字ないし3文字の組み合わせというのは意味がありすぎるので、1文字の洒脱さ、風雅が好まれたのであろう。日本でも中国の風習をならい実名を直称しないことが礼儀とされた。頼山陽の名は襄(のぼる)であるが、字は子成である。本人の名を諱(いみな)という。死後実名で呼ぶのがふつうであるが、必ずしも厳密ではなく、一般には頼襄で通用している。明治の啓蒙家・西周(にしあまね)も本名は「周助」である。明治になって漢字1文字の名が流行するが、親が命名した名である場合と本人が改名した場合とがある。とりあえず一字名の著名人をあげる。青木繁、浅井忠、井上馨、井上毅、犬養毅、上田敏、片山哲、片山潜、河上肇、菊池寛、木村栄、斎藤一、志賀潔、新島襄、寺尾寿、原敬、前島密。

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