沢村訥升と沢村精四郎
大川橋蔵の「赤い影法師」(1961)を観る。近衛十四郎、大友柳太朗、大川恵子はじめオールスター・キャストである。この頃の東映時代劇なら、どんな端役でも大概の名前がいえるが、歌舞伎役者だけはわからないことがある。この映画で徳川家光を演じた役者が見覚えあるが名前が出てこない。調べると沢村訥升(28歳)といい、九代目沢村宗十郎である。1960年に東映に入社、「新諸国物語 黄金孔雀城」(1961)で初主演するも「笛吹童子」や「紅孔雀」ほどヒットにはならなかった。3年ほどして歌舞伎界に復帰した。弟の沢村精四郎(二代目沢村藤十郎)はNETテレビ版の「紅孔雀」で主演し、ちびっ子たちにの間には人気が高かった。
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