大相撲内閣総理大臣杯物語
小泉純一郎首相は2001年、両国国技館での大相撲夏場所千秋楽の表彰式に出席、貴乃花に内閣総理大臣杯を直接授与した。首相は表彰状を読み上げた後、「感動した。おめでとう」と貴乃花を絶賛した。小泉が首相就任して僅か1ヶ月のことであるが印象的な出来事として記憶されている。内閣総理大臣杯はさまざまな競技の最優秀を取ったものに対して贈られるが、大相撲は1968年の初場所からである。重さが40.8㎏もあるので佐藤栄作には少し無理なので官房長官など代理のものが授与するケースが多かった。剣道で鍛錬したていた橋本龍太郎が首相として直接授与したのが最初で、近年は首相が授与することが珍しいことではなくなった。1990年、初の女性官房長官になった森山真弓が授与を自ら行いと表明したが相撲協会は女性が土俵に上がることを拒否しておおいに話題となった。佐藤栄作が首相となったのは1964年11月のことで、1972年に退陣するまで、大鵬の横綱在位とほぼ重なる。大鵬の横綱在位は1961年11月から1971年5月まで。内閣総理大臣佐藤栄作が国技館に姿を見せることは一度もなかった。
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