ヘリコプターの日
「組み紐文様」レオナルド原図 1490-1500年頃 銅版画(ビュラン彫り)
ヘリコプターの原理を考案したイタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日にちなむ。レオナルドは「空飛ぶ船」「落下傘」そして「ヘリコプター」など人間が飛行する最初の考案者である。しかし、これらが実際に飛翔に成功したとは考えられない。
ダ・ヴィンチは画家、彫刻家、建築家、発明家、技術者などのほか図案家でもある。現在6枚の版画にレオナルドのこのような図柄が残されている。いずれも円形で複雑な組み紐文様が施されているが、レオナルドの原図を彼の周辺の版画家が彫版したと推定されている。アカデミアと称するこのデザインは何を意味するのか?レオナルドの主宰するアカデミアとは人文教養的な会合だったかもしれない。その入場券ではないか、と研究者ぺヴスナーは推測している。しかしコンピューターグラフィック技術がない時代に、このような複雑な組み紐文様には興味深いものがある。ロンバルディアの風潮とも関わるが、イスラム文様との関連もあるかもしれない。(Leonardo da Vinci)
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