満塁男、実は単打男?
1983年4月10日、巨人・大洋戦が後楽園で行われた。初回一死満塁でプロ初打席を迎えた駒田徳広が、4球目のカーブを右翼席に運んだ。のちに「満塁男」と呼ばれた駒田の鮮烈なデビューだった。2000年に引退するまで、通算195本塁打を放つが、満塁本塁打数は王貞治の15本、藤井康雄と中村紀洋の14本に次ぐ歴代4位タイの13本を記録している。これは実に本塁打15本に対して満塁本塁打1本という高い確率である。また、1994年から1999年まで6年連続で満塁本塁打を放っており、イチローと並び日本記録である。本塁打のイメージの強い駒田だが、横浜移籍後は中距離打者として活躍し、単打が多くなり、通算2006安打を達成し名球界入りしている。
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