大出世物語
阿部豊監督、源氏鶏太原作の「大出世物語」(1961)。廃品回収業者のおやじが、ひょんなことから会社の社長におさまるという現代版「わらしべ長者」。当時、小沢昭一、渡辺美佐子、吉永小百合も一般的に知られた俳優ではなかった。むしろ脇役の高原駿雄のほうがTV日真名氏のカメラマン助手として顔が売れていた。だが2本立て公開時、そえもの作品ながら今となっては見所が多い。吉永・浜田のコンビもういういしく、吉永10本目になる。「ガラスの中の少女」より、高子の役は貧しくとも明るく生きるという小百合のキャラクターを確立した記念的作品といえる。
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