16世紀後半の英明な君主たち
1598年のこの日、フランス国王アンリ4世がナントの勅令を発布した。この頃の日本は、豊臣秀吉の全盛期であるが、8月に秀吉が死去し、やがて天下は徳川家康のものとなる。世界をみわたすと統一君主が出現する時代趨勢である。中国に太祖ヌルハチ、インドにムガール帝国第3代アクバル大帝(画像)、イギリスにエリザベス女王。なかでもアクバルは1582年にイスラーム教にキリスト教・ゾロアスター教などを取り入れた新宗教ディーネ・イラーヒー(神聖宗教)を創始した。王は文盲であったが、文化に深い理解をもち帝国に繁栄をもたらした。ちなみに日本で刊行されたアクバルに関する図書は石田保昭「ムガル帝国とアクバル大帝」と植村清二「アジアの帝王」の2冊だけである。(Akubar)
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