ゴッホ初めての油絵作品
1881年12月。28歳のゴッホはハーグにいる従兄の画家アントン・モーヴ(1838-1888)から絵を習っていた。ゴッホの全作品を整理したド・ラ・ファイユの目録番号でF1、つまり最初の作品は2点ある。1点目はオランダのゴッホ美術館にある「キャベツと木靴」。板下地に紙。もう一つはビールジョッキと果物が5個ある静物画。ドイツのフォン・テア・ハイト美術館が所蔵している。
このころアントン・モーヴの他にもゴッホの周りには若い画家仲間がいた。テオフィール・デ・ボック(1851年生)、ヴァン・デル・ウェーレ(1852年生)、ジョルジェ・ヘンドリック・ブライトネル(1857年生)。テオドール・デ・ボックの「河の景観」(1900)は数年前、日本でも展観されている。
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