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2013年3月22日 (金)

ぐるっとマレー半島、クアラトレンガヌ

Photo     野村佑香がマレー半島を一周する旅番組。タイからマレーシアへやって来た。ここは15世紀から海のシルクロードの中継地として栄え、マラッカ王国が支配するようになり、イスラム化する。やがて貿易拠点はマラッカに移る。クアラトレンガヌではとくに造船技術に優れ、船造りの名人が多い。マレーの伝統的な船は、舳先がはね上がっていて両側に彫刻がほどこされている。このエレガントな曲線をプラウ(Perahu)と呼ぶ。また、船体は鉄くぎをいっさい使わず、チェンガイという堅木を使う。クアラトレンガヌの船大工はヨーロッパの船を修理することで、西洋の優れたところとジャンク船などの東洋の技術を融合してプラウ・べサルという帆船を作り出した。(Kuala Terengganu)

参考文献:「東南アジア史のなかのマラッカ海峡」東南アジア史学会会報53号 1990年11月「マレー世界におけるマラッカ王国の意味」(加藤剛)、「港市としてのマラッカ」(石井米雄)

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