無料ブログはココログ

« 年金の元を取るには何歳まで生きねばならなのか? | トップページ | 「或る女」の埋葬許可証 »

2013年3月15日 (金)

春隣(はるとなり)

Post4828971211597749    梅や椿は蕾に紅を見せ始め、日ざしも一日一日濃くなると、春はもうすぐそこまで来ている思いがする。俳誌のホトトギスの季題に「春隣」がある。ホトトギスは季語といわず季題という。つまり季節の言葉が重要ではなく、季節の題が大切ということである。「冬隣」はホトトギス新歳時記には見えないが、広辞苑には「ふゆどなり。冬のきびしさや暗さがすぐ近くに迫っている晩秋の候をいう」とある。石川さゆりの演歌「夫婦三昧」の歌詞に「冬隣」がある。「ホトトギス新歳時記」は「夏隣る」(なつとなる)も「夏近し」の類語として収録されているが、広辞苑にはない。「秋近し」はあるが「秋隣」はないようである。

« 年金の元を取るには何歳まで生きねばならなのか? | トップページ | 「或る女」の埋葬許可証 »

ことば」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 年金の元を取るには何歳まで生きねばならなのか? | トップページ | 「或る女」の埋葬許可証 »

最近のトラックバック

2025年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31