虫の味
人間は動物の中で最も雑食性に富む種類であり、その気になれば身近にいる生き物のほとんどは食べることが可能である。篠永哲、林晃史の2人の昆虫学者がいろいな虫を食べて、食べる時の注意、調理法、味などを紹介した「虫の味」(1996年)という本を著している。ハチの子や芋虫などさまざまなメニューが挙がっているが、やはり白眉はゴキブリだろう。「塩焼き 生きたワモンゴキブリを手でつまみ、頭を引っ張ると消化器などがきれいに抜き取れる(中略)美味というほどではないが、悪い味ではない」とある。昨年10月、米フロリダ州でゴキブリ大食い大会が開かれた。参加者30人が店側の用意したゴキブリやミミズを食べた。エドワード・アーチボルド(32歳)はゴキブリ、ミミズ、ヤスデなど数十匹を食べて優勝した。だがその場で気分が悪くなって、病院へ運ばれたが間もなく死亡した。細菌感染が原因であれば発症にもっと時間がかかることから、アレルギーが死亡の原因かもしれないが、詳しいことは不明である。下手物喰いは御用心。
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流石にゴキブリを食ったら体に異変が起きない方がおかしい。しかも生きたままはマズイ。死は当然の結果かも知れない。
投稿: ゴキブリ | 2012年12月30日 (日) 11時07分