会津藩家訓
NHK大河ドラマ「八重の桜」の視聴率がなかなか上昇しない。現在の主役は綾瀬ではなくて綾野かもしれない。繊細な松平容保を演じる綾野剛に女性ファンが急増中。ターニング・ポイントはやはり「会津藩家訓」だろう。藩祖保科正之が寛文8年(1668年)4月に制定したものである。正之は徳川家康の孫であり家光の異母兄弟にあたる。会津藩はつねに徳川宗家と盛衰存亡をともにせよ、もし二心を抱く者があればそれはわが子孫ではない、と述べている。幕府から松平容保に京都守護職の内命が伝えられると、国家老である西郷頼母は、時勢の困難さを説いて容保を諫止した。しかし容保は藩祖正之の残した家訓のおしえに従って、守護職を受諾する決断をおこなった。時移って戊辰戦争となり、大坂城から敵前逃亡してしまった徳川慶喜の代わりに容保が賊徒首魁とみなされてしまったのも、「会津藩家訓」の精神をひたむきに守り、あまりにも純粋な佐幕の心を育んでいたためである。そのひたむきさが容保ひとりのものでなく、一ヶ月の長きにわたる会津籠城戦へと展開する。
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