黒川郡大衡村(おおひらむら)
宮城県下唯一の村である。村内に駅はない。仙台市地下鉄泉中央駅で下車し、バスで吉岡行きに乗車し、吉岡で大衡村役場行きに乗り換える。ただし吉岡ー大衡のバスは本数が少なく、タクシーに乗るしかないかも。
村内には黒川宗氏が1544年に築いた大衡城跡がある。豊臣秀吉の奥州仕置によって廃城となった。大衡の近代史は1890年、亜炭採掘に始まり、最盛期は出炭量2万627tを記録したが、1950年を境に急激に衰退した。この間、1940年頃から耕地の鉱害被害が拡大し、閉山後は国・県による土壌改造や鉱害復旧工事が行われた。西部の王城寺原演習場は日清・日露戦争後に大幅に拡張され、第二次大戦後は米軍演習場となった。1953年、一部返還され、王城寺原開拓が開始された。残る地域は自衛隊演習場となっている。2011年、東日本大震災により多大な被害を受ける。2012年、トヨタ自動車東日本工場が発足した。
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