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「梅に鶯」は南画が好んだ画題である。この絵は立原杏所(1786-1840)の「三清之図」(1825年)で、のびやかに枝を張った紅梅に鶯が止まっている。実際は梅の蜜を吸いにくるのはメジロであり、藪の中で虫を食べる鶯はそのような姿で見かけることはまずない。「梅に鶯」は取り合わせのよい2つのもののたとえで小唄や端唄などの慣用句である。白雪に白梅、松に鶴、竹に雀、紅葉に鹿、むかしの人は風流だった。
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