鈴木のルーツは紀伊半島
日本人の苗字は30万以上あるといわれる。全国で最も多い苗字は佐藤で、以下、鈴木、高橋、田中、渡辺、伊藤、山本、中村、小林、加藤と続く。「佐藤」という苗字は、平安時代の藤原氏から発生し、現在全国でおよそ205万人もいるといわれる。「鈴木」という苗字は、後醍醐天皇が熊野詣をしたときに開催された歌会の席で、熊野神社の宮司が詠んだ歌が素晴らしく、その褒美として、「鈴木」という氏と「穂積」という氏を与えたことから、鈴木という苗字が紀伊半島から、全国に約3000ともいわれる熊野神社の分社を通じて広まったといわれる。
当然、鈴木には同姓同名が多い。鈴木茂という人はおよそ5700人もいる。鈴木清、鈴木実、鈴木一郎、鈴木健など同姓同名が多いだろう。コンサイス日本人名事典で鈴木という姓の人は、鈴木貫太郎、鈴木梅太郎をはじめ30人もいる。政界では鈴木宗男、スポーツでは鈴木大地(水泳)、イチロー、鈴木啓示、鈴木義広、鈴木尚広(以上野球)、鈴木秀人、鈴木隆行(サッカー)。芸能界にも、鈴木京香、鈴木早智子、鈴木亮平、鈴木ちなみ、鈴木福、鈴木杏樹、鈴木杏、鈴木健二、鈴木史朗など鈴木姓は多い。モデル鈴木えみバレンタイン婚。
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