今さらですが・・・「鈴木先生」
ドラマ「鈴木先生 6話」までを観る。河辺彩香(小野花梨)が不登校の竹地の住むマンションへ行って、避妊せずHにおよぶ。そして学友の告げ口により元カレとのトラブル発生。あまりの過激な展開にめまいがする。おそらく最後まで避妊が重要なテーマになっていくらしい。避妊しない主義の鈴木先生と避妊指導をしている足子先生とは対立している。ドラマの感想は人それぞれあるが、避妊=良識というモラルには一石を投じたといえる。戦前、日本社会には避妊という観念は無かった。農村では働き手が多いほどよく、10人以上産むことはざらにある。大正にアメリカからサンガー夫人によって産児制限の思想が導入されたが、このころは産めよ増やせよ時代。庶民は「貧乏人の子沢山」状態で我慢していた。戦後、ベビーブームが到来し、このままでは日本が餓死列島と化すると危機を感じ、1954年、サンガー夫人は再来日している。その後、学校教育などにより避妊が普及していく。だがこのテーマは学園ドラマではタブー視されてきた。最終回まで如何なる展開となるのか楽しみにしたい。(Margaret Sanger)
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日本の避妊歴史理解しました。
歴史にも色々あるもので、どんなものにも歴史があるということですね。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年1月20日 (日) 02時29分