宮島沼
宮島沼は、札幌から北東に約45km、美唄市の西端に位置する大きさ約30haの小さな沼である。この小さな沼がなぜ貴重なのか。マガンの飛来地として有名であるほか、ヒシクイやコハクチョウ、アオサギ、オナガカモ、キシクロハジロなども飛来する。これらのことからラムサール条約登録湿地である。宮島沼は、昔は単に「大沼」と呼ばれていた。明治24年、宮島佐次郎が新潟県から月形町に入植し、開墾した。だが明治37年、洪水で被害を受け、その土地は人手に渡ったが、宮島沼の名前だけが後に残された。開拓時には人々の生活に役立っていた沼も、やがては忘れ去られてきた。かつてこの辺りに広大な湿原が広がっていた時代の記憶を今に残し、多くの動植物の逃げ場となっている宮島沼は、かけがえのない財産である。
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