一の台とお宮の方
聚楽第(京都市上京区)の本丸を囲む内堀の発掘が進んでいる。関白豊臣秀次の側室一の台とその娘お宮の方(1583-1595)は共に側室として聚楽第に住んでいた。ドラマ「大坂城の女」で稲野和子と山本陽子が演じている。一の台ははじめ三条顕実に嫁ぐが、お宮の方をもうけるとすぐに顕実は死去し、その後娘とともに秀次の側室になった。この母子は18歳の開きはあったが、同じ男を夫として同じ屋根の下で暮らすという奇妙な関係である。お宮は13歳であるが、ドラマでは成人した女で描かれている。1595年、秀次が謀反の疑いをかけられて高野山で自害すると、一の台をはじめとする一族妻妾30数人も京都の三条河原で斬殺された。
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