ロード・ムービー
いずこかへの旅の途中で起こるさまざまな出来事が、物語の展開となっている。1960年代から1970年代、ニューシネマでさかんに作られた。フェデリコ・フェリーニの「道」(1954)が元祖ロード・ムービーかもしれない。日本でも弥次喜多珍道中など古くからある。山田洋次の「幸福の黄色いハンカチ」、日活の「憎いあンちくしょう」が代表作。韓国映画では「アドリブ・ナイト」。アメリカでは「イージー・ライダー」「真夜中のカーボーイ」「バニシング・ポイント」「スケアクロウ」「ペーパームーン」「ファンダンゴ」「スタンド・バイ・ミー」と多い。フランスは「恐怖の報酬」、ドイツはビム・ヴェンダースの「都会のアリス」「まわり道」「さすらい」「パリ・テキサス」。「まわり道」は小さな町に住む作家志望の青年が母のすめで旅をする。元ナチスの老人、言葉を話さない少女、女優、自称詩人など不思議な人々と一緒に旅をする。どこかとらえどころのない物語だが、旅はこの世の中の普遍的な価値に気づかされる。
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 2025年冬ドラマ、どれ観る?(2025.01.23)
- 秋の新ドラマは豊作 橋本環奈、清原果耶、堀田真由、久間田琳加、堀田真由、井桁弘恵、永瀬莉子(2024.10.15)
- 焼いてるふたり(2024.07.13)
- 夏の新ドラマ(2024.08.01)
- 藤原道兼、死去(2024.05.05)
「ストレイト・ストーリー」というロード・ムービー
老人が長い間仲違いして絶縁したままの弟に会いに行く、ただそれだけのお話ですが、心に染みます。
投稿: イクちゃん | 2014年3月26日 (水) 21時56分