戸籍の話
毎年恒例で年末韓国ドラマ「冬のソナタ」を放送している。父の記憶のないミニョンはなぜ戸籍を調べようとしないのだろうか。もし母カンミヒの子をみればカン・ジュンサンの存在にたどりついたであろうに。韓国の戸籍事情の詳細はわからないが。
日本では戸籍のコンピュータ化によって、最近は証明書もA4横書きのスタイルに変更している。ことし6月青森でこんな事件があった。市役所市民課で戸籍を訂正する際に砂消しゴムで誤字を消す法令違反が607件も見つかった。本来なら、訂正記録を残すため、削除するところに線を引き、そこへ押印し脇に正しく書き直し、欄外に何字訂正したのかを記録する。一般の人から見れば、「砂消しゴムを使ったくらいで大げさな」と思うかもしれない。戸籍はもっとも重要な書類で、信頼性のためにも勝手に訂正すべきでなく、誤字もきちんと記録に残さなければならない。不動産の登記簿などの書類も同様であろう。このような事務処理イロハも守れなくなっている事態に関係者にとっては驚きのニュースであった。
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