河豚
俳句の冬の季語でもある河豚。芭蕉の句「あら何ともなや きのふは過て ふくと汁」 昨夕、河豚汁をおそるおそる食べたが、何事もなく昨日は過ぎてしまったということで、なあんだ、案じることもなかった、と胸を撫でおろしているのである。フグが一般に食べられるようになったのは、江戸時代に入ってからである。江戸の町人たちはフグ汁を盛んに食べていたが、侍には禁じられていた。武士がフグを食べて万一、中毒死した場合、家禄没収の罰則を受けるのが各地諸般命であった。
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