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2012年12月19日 (水)

ノロウィルスって呼ばないで

  ノロウィルスが流行している。数年前から「ノロウィルス」の呼び名の変更を学会やマスコミなどに求めている運動がある。「野呂さんが嫌な思いをしなくてもいいよう、正確にノーウォーク・ウィルスと言うべきである」と訴えている。1968年、米国のオハイオ州ノーウォーク(Norwalk)の小学校で集団発生したことから「ノーウォーク・ウィルス(Norwalk virus)」と命名された。なぜ「ノーウォーク」を省略して「ノロ」となったのかは詳しくはわからないが2002年の国際ウィルス学会の決定である。新聞報道が面白半分の記事のせいか、ネットの意見でも被害妄想だという声や野呂が嫌なら改姓しろというやや暴論も目立つ。Norwalk_oh しかし我が国では野呂姓は全国で2万人ほどで、よくある姓の1つで、マルクス経済学者の野呂榮太郎、元祖どっきりカメラの野呂圭介、小説家の野呂邦暢など著名人がおり、ほかに野呂景義、野呂元丈、野呂直貞、野呂忠久など歴史上の人物がいる。甲斐国造の子孫三枝氏の一つに野呂氏がある。甲斐国八代郡野呂が発祥地。由緒ある姓を穢され、不正確な地名を改変しての医学用語はよくない。冗談の素材にしないで、早急に「ノロ・ウィルス」は本来の「ノーウォーク・ウィルス」に改正すべきだろう。ちなみに国際ウィルス分類委員会(ICTV)は「ノロウィルスというウィルスは存在しない。ノーウォークウィルスによる病気をノロウィルス感染症と呼ぶのは誤り」と2011年9月に発表している。日本では2004年に集団発生し社会問題となった。それ以前は小型球形ウイルス(Small Round-Structured Virus)と呼ばれていた。NHKきょうの健康には永井英明の記事「冬の感染症にご用心、下痢・おう吐」(2005年11月号)にノロウイルスが登場する。ネット上には2007年ころから、野呂姓の被害、困惑の記事が現れる。つまり「ノロウイルス」という言葉は10年くらいの歴史だが、「野呂」姓は甲斐国八代郡で誕生してから1000年以上の歴史があるのだ。

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