T.S.エリオット
The progress of an artist is a continual self-sacrifice,a continual extinction of personality.(芸術家の進歩とは絶えざる自己犠牲であり、不断の個性の消滅なのである。 T.S.エリオット)
トマス・エリオットは1888年ミズーリ州セントルイスに生まれる。1927年イギリスに帰化しイギリス国教会に入信。「荒地」(1929)などの初期の詩や「伝統と個人の才能」を含む処女評論集「聖なる森」(1920)によって、新鮮な一種の純粋詩論を実践して現代イギリス詩の先達となったが、改宗の前後からキリスト教的世界観をふまえた詩観を展開、「四つの四重奏」(1945)に究極する詩のほかに「一族再会」(1939)以下の特異な詩劇を書き、また「異神を求めて」(1934)、「キリスト教社会の理念」(1939)などに見られる文芸、社会批評を生んだ。彼の特徴は各著作が広範な全活動の一面となる有機的関連性をもつことであり、その影響は多様な形で今日にまで及んでいる。(Thomas Stearns Eliot)
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