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2012年11月20日 (火)

日英の比較「おめでとう!」

7149a    慶事や祝事をたたえる時に、日本人は「おめでとう」という言葉をよく使う。お祝いの言葉「おめでとう」は、一般に「congratulations」という英語に対応すると考えられることが多い。しかしながら「おめでとう」と「congratulations」の使われ方を比較してみると、両語は必ずしも完全に同義という訳ではない。「congratulations」は、卒業や入学、昇進など、いろいろな場面で使うことができる。ただし、「誕生日おめでとう」は Happy birthday!. 「新年おめでとう」は、Happy New Year!と言い、congratulationsは使えない。congratulationsという語は、努力して成功した人に対する祝いの言葉である。誕生日や新年は人間の意識的な努力によって獲得されるものではなく、時の流れによって時期が来れば自然に訪れるものだからである。(「おめでとう」の言語文化論 松原健二、松原浩子著 松本大学研究紀要5、2007年)

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