愛の群像から冬のソナタへ
韓国ドラマ「愛の群像」(1999)は良質の大河小説のような味わいがある。全44話を半年かけてゆっくり視聴した。ラストがとてもいい。ジェホ(ペ・ヨンジュン)の病が進行し、目も耳も悪くなる。義弟のソック(パク・サンミン)に赤ん坊が生れた。ソックは握っていたジェホの手を開いて、文字を書く。赤ん坊の名前にジェホとつけた。ジェホは笑った。「なんでそんなことをしたんだ?よりによって、俺みたいな馬鹿な男の名前をつけたんだ」ソックはそれには何も返事をせず、ただ笑みを返した。「ソック、お前がうらやましいよ、赤ん坊しっかり育てるんだぞ」ジェホの言葉にソックは胸が詰まった。
「愛の群像」はもちろんジェホとシニョン(キム・ヘス)の愛の物語である。しかし2人を温かく見守り支えてきた家族たちがよく描かれている。とくに水商売をしながら、ジェホとジェヨン(イ・ナヨン)を育てたチョン・ジンスク(キム・ヨンエ)。ラストでジェホは実母と15年振りに再会する。「冬のソナタ」ユジンの母親で知られるキム・へスクである。「愛の群像」から「冬のソナタ」へ見えない糸でつながっている。
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「冬ソナ」はドラマ観たことないのですが、パチンコ台の「冬ソナ」は好きでときどきやりますね。
絵柄の詩情と歌が入るところがいい感じです。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年1月24日 (木) 15時42分