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2012年11月26日 (月)

ゆでカエル国家ニッポン

20120619071045da8   「下流社会」という言葉は、現代日本をよく表現している。とくにニートなど若者たちの増加が象徴的である。それでいまの若い人は可愛そうだという意見がある。しかし歴史(人類史)をみるといつの時代も若者たちは過酷な運命と向き合うようになっている。帝政ロシア末期のラスコリーニコフフのように。現代はむしろ老人のほうが厳しい生活を強いられていると感ずる。財政事情が悪化すれば、消費税は上げられ、年金も減額される。衆院選が始まるが日本は変われるのか、変われないのか。TTPや金融政策、反原発、反消費税と争点は多いが14政党の乱立で有権者もとまどっているだろう。カエルを熱湯に入れると飛び出して助かるが、ぬるま湯につかっていると死んでしまうという。これを「ゆでカエルの理論」という。自己管理が大切で、注意力を喚起する必要がある。人は恐怖や不安の中よりも希望の中でもっと豊かに成長できるものである。

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