カムチャツカ半島とアトラソフ
ユーラシア大陸の北東部にあるカムチャツカ半島はかつてアイヌ民族の居住地であった。17世紀になるとイワン・カムチャツキーやセミョン・デジニョフ、イワン・ルベツらによって、この地の存在がロシアに知られるようになり、17世紀末、シベリアコサックのウラジミール・アトラソフ(画像 1660-1711)が初めてカムチャッカ半島南部まで足を踏み入れた。1697年、アディールからカムチャッカ西岸を約120人の軍勢が南進し、アイヌと戦闘を起こした。大坂谷町の伝兵衛は漂流民としてカムチャッカにいたが、アトラソフによってモスクワへ連れて行かれ、ピョートル1世と謁見している。(Vladimir Atlasov,Kamchatka)
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