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2012年11月 3日 (土)

秋の涙

  招かれて

  師は立ち給ふ

  お話を聴く

  影と影とは

  啜りなく

  日本アルプスすべりたる

  光の海に師の影ゆらぎて

  たそがれの心にしみる

  秋の涙…

  (三石勝五郎『散華楽』より「秋の涙」)

Photo     三石勝五郎(1888-1976)は長野県青沼村に生まれ、大正2年、早稲田大学英文学科を卒業。釜山日報の記者を務めた。京都の一燈園で托鉢修行のあと、放浪する。詩にある師というのは、一燈園主の西田天香のことである。

    三石の人となりを知る有名なエピソードがある。早稲田大学を主席で卒業し、答辞の中で、「どんなに勉強した人でも、カラスのカアカアと鳴く、声の意味は分からない」と述べ、当時の早稲田生の度肝を抜いた逸話が残されている。著書に「散華楽」(大正12年)、「火山灰」(大正13年)、「佐久の歌」(昭和17年)

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