ストックホルム症候群
1973年、ストックホルムの銀行を強盗が襲い、犯人は数人の人質をとって立てこもった。事件は解決したが、人質たちは犯人を憎まず口々に犯人をかばうような証言がみられた。そして、人質の1人であった女性がなんと、犯人グループの1人と結婚してしまう。この事件から「ストックホルム症候群」という言葉が生まれた。日本でも1979年の三菱銀行北畠支店人質事件で、人質が犯人に同調した行動をとるような現象が一部みられた。被害者が犯人と長時間にわたり接触するとき、必要以上の同情や連帯感、好意などをもってしまうことがある。近年、形は異なるが「真幸くあらば」「悪人」などの映画作品などもストックホルム症候群に近いテーマを扱っている。
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