志賀直哉の短編のタイトルには地名を冠した作品が数点ある。「城崎にて」「真鶴」「菰野」。長編「暗夜行路」も尾道、城崎、松江、京都などが舞台になっている。地方での逗留が作品に生かされている。「東京とは全く異なった生活が彼を楽しませた」とある。「菰野」とは湯の山温泉(三重県)で寿亭に逗留している。俗人なら退屈しそうな場所だが、文豪はこのような閑静な佇まいの宿を好んだのであろう。
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