カルティニ
かつてインドネシアの最高額紙幣である1万ルピア札の肖像はカルピニという女性だった。ラーデン・アシェング・カルティニ(1878-1904)はインドネシアの婦人解放運動の先駆者。中部ジャワのジャバラで貴族の娘に生まれた。オランダ語による近代教育を受け、封建制の打破やとくに女性差別の問題に目をむけるようになり、当時のオランダ領東インドの教育省長官アベンダノン(1852-1925)の支持のもとに各種の改革運動に取り組んだ。書簡集「暗黒を超えて光明へ」は文学的にも高く評価されている。出産時の産褥熱で早世したが、彼女の没後、各地にその名を冠した女学校が建設された。(Panden Ajeng Kartni)
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