59歳、退職不安のパニックが原因では?
京都の名門女子大の職員(59歳)がストーカー行為を注意され、逆恨みで同僚を殺害するという事件があった。事件の真相は知る由もないが、退職経験者としては感じ入ることがある。容疑者は東京で文部官僚をしていたが、数年前から同校に単身赴任している。真面目で温厚な人物だったという。端からみると羨望の高給取りながら、当人としては栄達の夢破れ、都落ちの淋しい生活であったろう。退職目前で、国とのパイプ役にもなれず、周囲の同僚からも冷たくされていたと想像する。長年、精勤してきたが、彼の全盛期を知る人もなく、相談する人もいない。若い女性との交際を断われたことや、年下の者から注意されたことが、彼のプライドを傷つけ過度に追いつめられパニックになったのではないかと推測する。おそらく本人の心の中ではストーカー行為と思ってなかったのではないだろうか。事件の心理は三人三様の受け止め方があり、車中でどのような会話がなされたのか誰にもわからず、藪の中である。ただいえるのは、サラリーマンの終末を迎える男はみんな淋しいのです。
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お疲れ様です。拝見させていただくようになって数日です。筆者様のご意見を興味深く思いました。いかなる事件、事象にも伏線は存在する、が小生の持論。通りいっぺんの報道には吐き気を催します。
投稿: ステレオタイプ | 2012年10月 3日 (水) 22時22分