大統領と首相のいる国
世界にはアメリカ合衆国のように大統領がいる国、日本やイギリスのように首相がいる国、そして大統領も首相もいる国がある。大統領と首相がいる国は、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、フィンランド、ギリシア、インド、モンゴル、韓国、ラオス、ペルーと多い。大統領と首相、とちらが権限があるか、それぞれ国の事情によって異なり一様ではない。たとえばフランスが共和制になったとき初代大統領はナポレオン1世の甥、ルイ・ナポレオン・ボナパルト(在位1848-1852)で、首相はオディロ・バロ、オプール伯爵アルフォンス・アンリ、レオン・フォシエだったが政治的実権は大統領にあったことは言うまでもない。しかし後になると首相が政治的役割を果たすようになるが、ド・ゴールの時代に大統領の権限を強化してから、フランスでは大統領が国家元首となっている。これに対してドイツ、イタリアでは戦後、大統領の権限は弱く、首相が国家元首となっている。
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