ロミオとジュリエット
シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」が最初に上演されたのは1595年ころといわれる。以来、舞台、オペラ、バレエ、映画、ミュージカルなど世界中で何度上演されたか詳らかではない。舞台では1845年が記録に見えるが、20世紀に入ってから無声映画で何本か作られた。ポール・パンザーとフローレンス・ローレンス(1908年)。舞台では1935年にジョン・ギールグッドとローレンス・オリヴィエがロミオを交替で演じて話題となった。1936年の映画ではレスリー・ハワードとノーマ・シアラーもヒットとなった。その後もローレンス・ハーヴェイ、ジェロニモ・メニエルなどがロミオを演じたが、原作に最も年齢が近いといわれたのは1968年のフランコ・ゼッフィレッリ監督の作品で、16歳のレナード・ホワイティングと14歳のオリヴィア・ハッセーの「ロミオとジュリエット」である。翻案ものもいっぱい現れた。「ウェスト・サイド物語」(1957)やディカプリオ主演の「ロミオ&ジュリエット」(1996)などは現代版である。「王女の男」(2011)の韓国版、アンドレ・カイヤットの「火の接吻」(1946)、「ロミオ&ジュリエット マンハッタンのいたずら」(1990)などエイズが題材となりバリエーションが豊かで笑える。(William Shakespeare,Romeo and Juliet,John Gielgud,Laurence Olivier)
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