乃木希典の殉死
乃木希典は明治天皇が没すると、妻静子とともに大喪の儀式当日自邸で殉死した。東郷平八郎は、明治天皇が崩御されたとき、「乃木さんは死ぬだろう」と考えた。だから乃木夫妻の死を聞かされた時にも、あまり驚かなかった。
東郷は乃木への鎮魂歌をこう詠んでいる。
見るにつけ 聞くにつけてもただ君の
真心のみぞ しのばれにける
東大の東洋史学者の市村讃次郎(1864-1947)は、
生きてだに死にたる人の多き世に
死にて 生きたる君ぞ尊き
と鑚仰している。
(参考:戸川幸夫『明治の逸材』人物探訪・日本歴史18)
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