アーバーダーン危機で消えたマッキー
皇帝派クーデターによって逮捕されたモハンマド・モサッデグ(1953年)
イランは戦後、石油の国営化を宣言し、アングロ・イラニアン会社の施設を接収したので、イギリスとの関係が危機に陥った。ドワイト・アイゼンハウアー大統領はCIAにイランの政権転覆を命じた。その結果、イラン首相モサデグはクーデターで失脚し、親英米路線のパフラヴィー国王の実権が戻った。いわゆるアーバーダーン危機で消息がわからなくなった政治家も多い。CIAに殺されたのだろうか。モサデグの片腕といわれたフセイン・マッキー(Hussein Makki)のその後の消息がわからない。「最後の血の一滴までイギリスと戦う」と言っていた。
「世界現代人名小事典」(1953年)には「マッキ」が載っていた
(Dwight Eisenhower)
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