実在の人物?それとも架空の人物?
アダムとイブを実在の人物として扱う人名事典はない。あれば架空人名事典だろう。イザナミ、イザナギを歴史上の人物という日本人はいないだろう。しかしモーセ、聖徳太子、弁慶は歴史上の人物と考える人も多い。そういう点で似ている存在だ。だが聖徳太子や弁慶の時代になると周辺の事情もかなり詳しくなっているが、モーセが生きた時代は紀元前13世紀なのか、14世紀なのかさえはっきりしない。聖書の年代を信用して算定すると前16世紀の人物とことになってしまう。また120歳で亡くなったことになっている。当時で考えられる長寿の上限であろう。モーセの記述をそのまま信用することはできないのは当然であるが、存在すべてを否定してしまうには影響があまりに大きすぎる。このことは聖徳太子とまた同様である。人物研究はモーセと聖徳太子に尽きるかもしれない。
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