オフィーリアと花言葉
ハムレットの恋人オフィーリアは父ポローニアスの死によって発狂し、川で溺死する。19世紀末のイギリスの画家ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-1896)の「オフィーリア」(ロンドン・テイト・ギャラリー蔵)がよく知られている。画面に描かれた花は実物を写生したものだが、花期や植生を考慮したものではない。花言葉によって選ばれたらしい。ケシ(死)、パンジー(かなわぬ恋)、すみれ(早死)、忘れな草(思い出)、バラ(若さ、美貌)、ひな菊(純潔)。モデルはエリザベス・シッダル。彼女は湯の張ったバスタブの中でポーズを取り続けたため、風をひいてしまい、モデルの父から治療費の支払いを請求されたという逸話がある。(Ophelia,Hamlet,Millais)
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